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2019年3月20日の大崎裕史の今日の一杯

東京都文京区西日暮里

4年ぶりくらい。(2014年9月以来)

よく「ラーメン千円の壁」みたいなことを言われるが、全部が全部千円超えになることはないと思うし、いくつかの店ではとっくに千円超えしている。例えば「高揚」(新井薬師前:閉店)は1995年のラーメン本で1100円。「永福町大勝軒」も確か1990年代に1050円になっている。「登龍」(麹町、麻布十番)は1800円。「くろき」や「ソラノイロ本店」も基本メニューは千円。「すずらん」(恵比寿)は一番安いねぎそばで1700円。

そして今回の「神名備」も2015年から基本メニューが1296円。
店頭には「2015年に大幅値上げしました!値段を確認して入ってください」みたいなことが書いてある。おそらく、中に入ってメニューを見て「高〜い!」と文句を言う人がいるのだろう。

2014年の時に食べたチャーシューメンは1836円。今は2052円。
今のラーメンは1296円。
そんな値段でも私の前に私より高齢の女性が三人(二人組と一人)待っている。そう、待ちができるほどの人気店なのである。ざっと見た感じ、ラオタ風の人は居ない。あっ、私か。

今回食べたのは、塩ラーメン1296円。無化調でこだわりのラーメンだが随分パンチがある。でかいチャーシューが柔らかでホロホロと崩れていくが、これがおいしい。今回もチャーシューメンにすれば良かったか?と思ったほど。

1300円ほどの金額を払って店を出たが、満足度は高い。
さすがである。

月火が定休日、水木金は昼のみ。土日が昼夜。
おかあさんの接客が素晴らしい。「こうかいぼう」「天虎」と並んで3大優良女性接客店。

お店データ

神名備

東京都文京区千駄木4-21-3 ハセベ千駄木ビル1F(西日暮里)

職人肌のご主人と心温まる接客の奥様のお店。
店内は随所にこだわりが感じられ、提供される全てのメニューもこだわりにこだわられている。いずれも漢方を感じるスパイスが絶妙のバランスで効いている。前菜として季節の炊き込みおにぎりを食べ、好みのラーメンを食べ、絶品のデザートで締めたい。

大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。